畳用物差し(幅さし)

竹の畳用幅尺

写真の物差しは、先代の父親のものです。
先日、父の弟弟子の方から送られて来ました。
大阪市内で畳店を長く経営されていた方で、今年お店を辞められるにあたり整理していたら写真の物差しが出てきたそうです。

実はこの方とは不思議な縁があり、20年以上前にゴルフのショートコースで偶然同組になり、お声がけ頂いたのが私との出会いでした。

お礼を兼ねてご自宅までお伺いし、この物差しの由来を聞いて来ました。
この方がお店を始める時に、先代の父がお祝いの一つとして贈った物でした。
息子の私が店を継いでいるのはご存知でしたので送って下さったようです。

物差しの裏側には、稲垣商店 木下専用と書いてあります。
父が奉公先の稲垣商店様で使っていた物を譲ったようです。
当時は、とても忙しく道具自体も貴重で有り難かったとおっしゃていました。

その他にも亡き父親との思い出話も色々教えて頂きました。
父が若かりし(20歳)頃の話も聞きましたので、随分前に亡くなりましたがきっと恥ずかしがっているでしょうね。

この記事を書いた人

畳工房大阪 大西一男

畳工房大阪 大西一男

20歳から東証一部SMK株式会社にて、生産技術開発部を担当。
家業を継ぐ為、25歳で畳業界に転身し一般のお客様から企業様まで30年以上に渡り多数取引をさせて頂いております。
畳を通じ、皆様の生活が豊かになるお手伝いをさせていただければ幸いです。

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